ニューボーンフォトとは?セルフ撮影の方法とメリット・デメリット

ニューボーンフォトとは?セルフ撮影の方法とメリット・デメリット

記念写真の撮り方とヒント

赤ちゃんが誕生し、新生児の時期に撮影する写真は「ニューボーンフォト」と呼ばれています。新生児の時期といっても具体的にどのタイミングが良いのか、ベストな時期選びがわからない方もいらっしゃるかもしれません。

そこで今回は、ニューボーンフォトに関する特徴やベストな時期、セルフ撮影のメリットやデメリットについて紹介します。

大切なお子様のニューボーンフォトを撮影しようと考えている方、思い出の写真を素敵に仕上げたい方は、ぜひ参考にしてください。

ニューボーンフォトとは

ニューボーンフォト(Newborn Photo)は、生まれたばかりの赤ちゃんを撮影する写真です。ニューボーンは日本語で「生まれたばかりの」「新生児の」という意味があります。

「新生児」は、出産直後(赤ちゃんの誕生日)~28日(4週)未満の赤ちゃんを指します。生後28日を過ぎると、満1歳未満までは成長のためにミルクを必要とする「乳児」となります。生後4週以内に行う写真撮影のみがニューボーンフォトと呼ばれます。

新生児はまだ首が座っておらず、体調も崩しやすいため、健康と安全に配慮しなければなりません。注意点はこの記事の後半で紹介しますが、満足のいく写真を撮影するためには、体調・安全への配慮と準備が重要です。

表情がよく変わるため、1枚だけではなくできるだけ多くの写真を撮影しておきましょう。あとから見返したときにいろいろな姿や表情が確認できるように、満足感のあるニューボーンフォトを撮影しましょう。

関連記事:ハーフバースデー写真のおしゃれな撮り方のアイデアとポイント6選

ニューボーンフォトの撮影にベストな時期

ニューボーンフォトは、赤ちゃんが生まれてから多少落ち着いてくる2〜3週目までくらいがベストなタイミングと考えられます。

赤ちゃんによっては成長が早く、あっという間に大きくなり新生児から乳児らしい見た目に変わっていくため、赤ちゃんとしての姿を写真に収めたい場合は、生後2〜3週目くらいを目処にしましょう。

生まれた直後は赤ちゃんとお母さんの体調が第一であり、2週目までは母子ともに安静に過ごすことを優先してください。トラブルを避けるため、写真撮影は外出先やスタジオで行うのは避け、産院や病院から自宅に戻ったあとに行いましょう。

自宅であっても、2週目までは無理をするべきではありません。お母さんの体が受けたダメージはまだ完全に回復していないため、体調を回復させることを重視しましょう。

おくるみや衣装を変えていろいろなシチュエーションで撮影をしたくなりますが、ポーズを変えようとして無理に持ち上げたり、新生児がとれない姿勢をとらせたりといった無理な行動は避けてください。

関連記事:ニューボーンフォトはいつまでに撮影する?ベストタイミングを解説

ニューボーンフォトをセルフ撮影するメリット

ニューボーンフォトは、セルフ撮影であればいつでも好きなタイミングで写真に収められます。スタジオに移動せず、セルフ撮影でも高性能のカメラを使えば、鮮明な赤ちゃんの姿を写真に収めることができます。

ここからは、ニューボーンフォトをセルフで撮影する3つのメリットをチェックしていきましょう。

母子への負担が少ない

出産後は母子が一緒に自宅に戻り、しばらく安静に過ごします。母子ともに体力が少ない状態ですから、普段のように外に出て写真を撮ることはできませんが、家にいる時間を活用して写真を撮影することは可能です。

外に出て撮影をしようとすると、産後のお母さんの体と成長途中の赤ちゃんの双方に負担がかかってしまいます。しかし、ニューボーンフォトは赤ちゃんが横になっているタイミングを活用できるものです。

おくるみやぬいぐるみなど赤ちゃんの身の回りにあるものを工夫すれば、ニューボーンフォトにふさわしい一枚が撮影できるでしょう。

最近では赤ちゃんやお母さんの健康を配慮して出張撮影や貸し切りフォトスタジオで撮影を行うスタイルがとても増えています。自宅でのセルフ撮影に比べれば負担はありますが、その負担を最小限にできる環境や、赤ちゃんやお母さんへ気配りや配慮のできるスタッフがいるフォトスタジオも母子への負担が少ない方法の1つとも言えます。

コストを節約できる

スタジオ撮影はプロによる仕上がりが魅力ですが、自宅で撮影するニューボーンフォトは、最小限のコストで撮影が行えます

スタジオでの撮影は人件費や衣装・メイクの料金など、さまざまな料金が発生します。事前に予約をしたり、自宅とスタジオを行き来したりする交通費や時間もかかります。

おくるみやその他の小物を新しく購入するとしても、スタジオ撮影のように人件費が含まれていないため、本当に必要なものだけにお金をかけられるお得感があります。

赤ちゃんに似合う色柄や小物を親御さん自身で選べるので、コストをかけずに納得感のある写真が撮影できることもニューボーンフォトのメリットといえるでしょう。

しかし、コストばかりに注目すると、肝心の写真のクオリティに影響するかもしれません。プロが使うような本格的な一眼レフや高性能のスマホがあればクオリティもある程度は担保されるかもしれませんが、撮影技術ばかりは自分自身では何ともできない部分ではあります。コストとクオリティを天秤にかけてどちらを優先すべきか考えてみてください。

好きなタイミングで撮影できる

自宅でのセルフ撮影は、撮影にふさわしいベストタイミングを逃さずに撮影できるメリットがあります。

外出先では何かと慌ただしくなり、親御さん自身にも余裕が少なく、赤ちゃんの機嫌が良いタイミングを見逃してしまう可能性があります。しかし自宅であれば、しっかりと眠って満足感のある表情が撮れます。親御さん自身も外出をする必要がないため、余裕をもって撮影ができるでしょう。

ナチュラルで普段通りの表情を撮影するためには、赤ちゃんの体の不快感がなく、心身ともに落ち着いた状態がベストです。

好きなタイミングで撮影できるのは魅力的ではありますが、「いつでもいいからまた明日」とどんどん先延ばしになるかもしれません。明確な予定を立てないと先延ばしにしてしまうのは多くの方が経験したことでしょう。赤ちゃんの成長は目まぐるしく、「また明日」にしてしまうと、思い描いたような写真を残す機会を失うことになるかもしれません。その点、フォトスタジオでの撮影なら日時を予約するので「また明日」になることはまずないでしょう。

好きなタイミングで撮影できるということは、裏を返せば、いつでも後回しにできてしまうため、最適なタイミングで撮影を行いたいと考えるのであればスケジュール管理が大切になると言えるでしょう。

関連記事:赤ちゃんは何時間寝る?お昼寝リズムの整え方とお宮参り出張撮影のポイント

ニューボーンフォトをセルフ撮影するデメリット

ニューボーンフォトを撮影する際には、赤ちゃんに無理な姿勢を強いるべきではありません。他にも、SNSにアップロードをすると思わぬデメリットが発生する可能性も。考えられるデメリットをみていきましょう。

思い描いた写真にならない可能性がある

まずニューボーンフォトをおしゃれに撮りたいと考えたとき、インターネットやスマートフォンで参考画像を探すかと思われます。目に残る素敵な写真は高額な撮影機材や、撮影者の熟練のテクニックなど、様々な要因が積み重なって高いクオリティの写真になっています。いざ、衣装や小物を自分で揃え、参考写真と同じ構図で撮影したとしても思い描いていた写真にならないことがあります。その時は満足できるかも知れませんが、あとから見返したときに「あれ、ちょっと違うかも…」と後悔してしまうかもしれません。不安要素を抱えながらセルフ撮影をするのは大きなデメリットになります。

関連記事:バースデーフォトを自宅で撮影するときのポイントとおすすめグッズ

撮影時に細心の注意が必要

撮影時は、室内環境・温度や湿度・赤ちゃんと親御さんたちの体調に細心の注意を払いましょう。ペットを飼っている方は、撮影に集中しているあいだはペットが近づけないように配慮を行ってください。

赤ちゃんのまわりに小物や撮影セットを並べるときには、転倒して赤ちゃんに当たらないように注意しましょう。衣装を着させるときには腕や足、首を引っ張らないようにやさしく扱ってください。

そして忘れがちなのが、撮影に夢中になってしまい、手元からスマートフォンやカメラを落として赤ちゃんにぶつけてしまう事故です。ニューボーンフォトは赤ちゃんが寝ている都合上、赤ちゃんを上から見下ろして撮影することが多いです。スマートフォンであっても柔らかい赤ちゃんの顔に落としてしまえばアザや傷になりますし、一眼レフのような数キロもある機材を赤ちゃんに落としてしまったら重大な事故に繋がることでしょう。もちろん注意を怠っていることはないかと思いますが、思いがけないトラブルで手元が滑ることもあることを忘れないでください。

SNSで批判される可能性がある

セルフ撮影に限った話ではありませんが、ニューボーンフォトのなかには赤ちゃんに負担をかけるポーズやシチュエーションが存在するため、快く思わない方もいるようです。SNSに写真を上げると、そうした否定派の方の目に留まり批判を受けるおそれがあります。セルフ撮影を検討される方はご自身のスマートフォンで撮られる方も多いと思われます。満足な仕上がりの写真を友達やSNSのフォロワーにすぐに見てほしいと考え、勢いで投稿や公開してしまうかもしれません。

赤ちゃんが可愛いから、安全に撮影したからといっても、写真を見ている不特定多数の人には背景情報は伝わりません。顔を撮影すると個人が特定されるおそれもあるため、「赤ちゃんであってもプライバシーに配慮が必要」という声もみられます。

アップロードは信頼できる家族や友人のみのコミュニティに限るか、あるいは手足や頭の一部のみのパーツ撮影にとどめるといった工夫も必要でしょう。

ニューボーンフォトのセルフ撮影を魅力的に行うポイント

眠っているときに撮影する

赤ちゃんが眠っている姿は、大人よりも表情が少ないため神秘的な雰囲気があります。ぐっすりと安心して熟睡している瞬間は、赤ちゃんにとってリラックスしている状態でもありますから、シャッターチャンスとして活用しましょう。

熟睡以外では、一度起きてからまた眠りに入るうたた寝の状態も可愛らしい雰囲気です。構図によっては愛らしく、天使のような美しい雰囲気にも仕上がるため、いろいろな角度や光の入り方を調べておきたいところです。

ただし、無理に光を当てたり体勢を変更したりするのは避けましょう。あくまでも自然な姿を大事にしながら撮影してみてください。

自然光を利用する

朝から夕方にかけて、部屋に少しずつ光が入っていく自然光を利用すれば、照明を当てる必要がなく赤ちゃんにとっても負担がありません。
自然光は昼白色のやさしい光が特徴です。ただし太陽を直接見てしまうと目に悪影響となるため、反射光も含めて直射日光が目に入らないように注意してください。

赤ちゃんは自由に光を遮ることができません。眩しく感じたまま撮影に入らないようにカーテンなどを使って光量を調整し、赤ちゃん自身や周囲の小物を照らして、好みの色合いを見つけてみてください。

しかし、ご自宅の光の入る角度を調節することは簡単ではありません。光が入りすぎてしまうようであれば白とびした写真になってしまいます。光が少なければ暗い雰囲気の思い描いたような写真にならないでしょう。ニューボーンフォトをおしゃれに撮影する際に自然光はとても重要な要素になります。その点フォトスタジオでは、自然光がしっかりと入るような作りをしており、そういった心配がありません。

セルフで撮影するのであればご自宅の間取りや窓をしっかりと確認し入念に光の入り方を確認する必要があるでしょう。

連写する

普段の写真撮影のように、被写体にねらいを定めて撮るのではなく、赤ちゃんの姿は連写するようにしましょう。

自由に表情を作れる大人と違って、赤ちゃんの表情は飾り気のない自然体なものです。しかし、いつも上機嫌というわけではなく、コンディションによってはなかなか写真に適さないといった場合もあるでしょう。

一度シャッターチャンスを逃してしまうと次のタイミングまで待たなければならないため、納得感のある一枚を選ぶためにも何枚か連写をしておくと良いでしょう。

スマートフォンで連写をする際に気を付けないといけないポイントが、「シャッター音が大きくびっくりさせてしまう」可能性があること。その音にびっくりしてしまい、一度泣き出してしまったらなかなか泣き止ますことは難しいでしょう。シャッター音が大きくならないような工夫が別で必要かもしれません。

手作りのグッズでオリジナリティを出す

ベビーバスケットやおくるみなど、写真に必要なものを選びながら買い揃えるのは楽しいものです。

一方で、編みものや縫いものをして手作りをしたアイテムも、オリジナリティが出るため、他のニューボーンフォトにはない手作り感を重視したい方におすすめです。

編みものや縫いものができなくても、切り貼りをした手作りボードや造花を飾ったリース、手芸店や雑貨店で手に入る素材を使ったデコレーションアイテムも、他とかぶらない手作り感の演出に役立ちます。

少しでも手を加えたものは、すべてオリジナルアイテムになります。貴重な一瞬を可愛く演出するために、いろいろな工夫を盛り込んでみましょう。

関連記事:記念すべき1歳の誕生日に! バースデーフォトを飾る手作りグッズ

背景を整頓する

立って撮影ができない赤ちゃんにとって、背景になるものは敷物やおくるみなどのアイテムです。ただし、あれこれと色々な布やアイテムを敷くと統一感がなくなってしまうため、色のテーマを決めて背景を整理し、統一しましょう。

植物やぬいぐるみのような小物を配置するときも、色合いが重なりすぎないように注意が必要です。おくるみ・シーツが白なら小物も白にする、あるいはもう1色をプラスするような感覚で、背景だけにこだわらず全体の見え方を意識します。

しかし、ご自宅で背景を意識したとしても限界があると思われます。例えば真っ白な壁の部屋で写真を撮ろうとしたら全体的に白とびしてしまったり、撮影時にどうしても床が写ってしまい、写真の雰囲気に合わないなんてこともあると思います。ニューボーンフォトのためだけに壁紙や床の張替えをすることは現実的ではありません。

一方でフォトスタジオであれば、壁紙や床の色も複数のパターンが用意されています。ハウス型貸し切りスタジオであれば複数のテーマを持った部屋があるため、部屋から部屋へ移動し、思い描いた写真を撮ることができます。さらに、スタッフが第三者目線で色合いや素材感をアドバイスすることも可能でしょう。

人気のニューボーンフォトの衣装

ニューボーンフォトでは、何も身にまとっていない姿に加えておくるみやその他のアイテムを組み合わせても素敵な写真ができあがります。ここからは、ニューボーンフォトに人気の衣装について詳しくみていきましょう。

ベビードレス

赤ちゃんの頃にしか着用できない「ベビードレス」は、本物のドレスに使われる素材や色柄で仕立てた赤ちゃんのためのお衣装です。セレモニードレスとも呼ばれ、スカートタイプやつなぎタイプ、透け感のあるものもあります。

おくるみに包むのが怖い、不安があるというときにも、軽く羽織れるベビードレスは活躍。スタジオで着付けたかのような特別感が演出できます。

アニマルモチーフ

犬耳や猫耳のついた帽子、帽子とコーディネートした衣装のように、アニマルモチーフは赤ちゃんの可愛いイメージをさらに引き立ててくれます。

赤ちゃん用のアニマル衣装は市販されていますが、自作でもOK。赤ちゃんの生まれ年の干支にちなんだお衣装も特別な雰囲気に仕上がるでしょう。

赤ちゃんに着せるアニマルモチーフが決まれば、背景や小物もコーディネートしやすくなります。全体的に、選んだモチーフが溶け込むような統一感を出してみてください。

関連記事:バースデーフォトをおしゃれに残そう!おすすめの衣装紹介

おくるみ

新生児のうちは「おくるみ」と呼ばれる布が洋服の代わりとなります。生まれたばかりの段階ではまだ体ができあがっていないため、肌や体全体を保護して姿勢を安定させるために、おくるみが使われています。

おくるみは日常的に使用するアイテムのため、色柄だけではなく素材や手触り(肌触り)にもこだわって選んでください。肌が弱くデリケートな赤ちゃんにふさわしい素材の一枚を選んでおけば、機嫌良く撮影に臨んでくれるでしょう。

ニューボーンフォトに使える小物

赤ちゃんが普段使いできるものも、ニューボーンフォトに使える小物として活用できます。ブランケットやクッションなど、詳しい小物についてチェックしていきましょう。

ブランケットやシーツ

ベッドの中、赤ちゃんの背中の下に敷くブランケットやシーツは、撮影用小物として定番のアイテムです。赤ちゃんは体が小さいため、ブランケット・シーツ類がそのまま背景として活用できます。

写真撮影が終わればそのまま使い続けられるので、撮影のためだけではなく日常的にも愛用できるアイテムがおすすめです。

背景セットを用意する必要がなく、寝たままでも映える写真が撮れるため、色柄にこだわって選ぶと良いでしょう。レースや編み物の布もカントリー調やクラシカルな雰囲気を演出してくれます。

お花(造花)やその他のオブジェとも組み合わせて、印象的に仕上がるアイテムを選んでみてください。

クッション

赤ちゃんの体を支えてくれるクッションは、体が適度に沈み込み、弾力性も確保できるものがおすすめです。新生児期はまだ体ができあがっておらず不安定なため、もたれかかったり体を預けたりできるクッションが一つ以上あると安心です。

写真撮影の小物としてもクッションは活用できます。月や星、花やハートといった象徴的なモチーフのクッションは、赤ちゃんの姿を象徴的に見せてくれます。

おくるみ

おくるみと呼ばれるアイテムは、帽子つきのものや天然素材などさまざまな種類が揃っています。もこもこ・ふんわりとしたものや可愛らしい色柄のついたおくるみは写真にも適しています。

赤ちゃんの雰囲気や表情を見て、似合うおくるみを選ぶのも楽しいかもしれません。

関連記事:記念写真を撮る前の参考に! 写真写りがグンとアップする洋服の色や髪型とは?

普段使っているおもちゃ

普段赤ちゃんのそばに置いているおもちゃがあれば、写真と一緒に撮影してあげると当時の思い出を思い出す際に役立ちます。

成長したお子様がニューボーンフォトや昔の写真を見返したときに、思い出のアイテムも含めて当時に思いをはせ、当時の雰囲気や世界観が楽しめるのではないでしょうか。

お花

ロマンティックなお花は、生花・造花のどちらでもおくるみや小物とのコーディネートによってロマンティックな仕上がりになります。背景にも使えるため、良い背景が思いつかないときにも役立てられるでしょう。

季節の花、ご家族が好きな花、赤ちゃんの生まれた日の花というように、オリジナリティのある選び方もできそうです。

文字アイテム

手書きのメッセージボード、赤ちゃんの名前やその他の文字を印刷したアイテムやバルーンといった文字アイテムも、花やアニマルモチーフにはないメッセージを添えてくれます。

赤ちゃんの姿と一緒に名前を併記したり、生まれてから撮影日までの日数を記念に残したりできるため、身近にあるさまざまなものを活用して文字のメッセージを取り入れてみてはいかがでしょうか。

ニューボーンフォトにおすすめのポーズ

ニューボーンフォトは、まだ新生児の赤ちゃんを撮影するためポーズが限られます。親御さんと一緒の撮影や安定した場所に横たわっている状態では、赤ちゃんらしい姿が楽しめます。

ここからは、ニューボーンフォトにおすすめのポーズについてみていきましょう。

抱っこされている姿

新生児に無理な姿勢は厳禁ですが、お母さんやお父さんに抱っこされている姿は数少ないポージングの一つです。

やさしく体を支えるようにして抱っこをされている姿は、成長した後では撮影できない貴重な姿。首もとから後頭部にかけて優しく支えるようにして、抱っこをしている姿を撮影してみてください。

カゴのなかで寝ている姿

成長してからでは入れないカゴベッド(ベビーバスケット)は、小さな赤ちゃんの姿を際立たせてくれるシチュエーションです。カゴといってもタオル類をしっかりと中に敷けるもので、赤ちゃんの体が収まるサイズ感のものを選びましょう。

カゴの周りに花を飾る、カゴとタオル類の色を統一する、おくるみとコーディネートするなどの工夫もおすすめです。市販のカゴには取っ手がついていないものがみられますが、ベビーバスケットとして販売されているものは取っ手つきで持ち運びがしやすくなっています。

安定感のあるカゴは心地よく、赤ちゃんの表情もどこか安心したような雰囲気になるでしょう。ぐるぐると包む必要はありませんが、お腹の中にいたときのように温かさにも配慮すると良いでしょう。

手足のアップ

お子様の成長はあっという間であり、赤ちゃん時代の写真は貴重なものとなります。生まれたばかりの姿として、手や足のアップも記念の一枚になるでしょう。

SNSやブログに写真をアップロードしたいが、我が子の顔は映したくないという方もいらっしゃるかもしれません。そのようなときは手や足をおくるみやベッドと一緒に映すようにすると、赤ちゃんのプライバシーにも配慮できます。

ばんざいしている姿

赤ちゃんらしい姿といえば、両腕を広げたばんざいのポーズです。

新生児のうちは腕を折り曲げるポーズは危険ともいわれますが、ばんざいは自然なポーズであり無理がありません。

ニューボーンフォト撮影時の注意点

ニューボーンフォトを撮る際には、被写体であるお子様がまだ新生児である点を意識しなければなりません。ここからは、ニューボーンフォトの撮影で特に注意しておきたいポイントをみていきましょう。

1人で撮影しない

新生児期の赤ちゃんは、まだ首が座っておらず自由に歩き回れない状態です。ちょっとした転倒やその他のトラブルでケガを負うおそれもあるため、親御さんが1人きりで撮影をするのは避けたほうが良いでしょう。

本格的なニューボーンフォトは、小物のセットから背景、光加減まで細かく調整します。赤ちゃんのポーズを整え、機嫌も取りながら撮影にふさわしい環境を整えるのは大変な作業です。

自力でポーズがとれない赤ちゃんには、専用のサポートが必要です。写真を撮る人、環境を整える人の最低2名はいると安心でしょう。ご夫婦2人で、またはご両親やご兄弟など、赤ちゃんを正しく扱える大人が2人以上で取り掛かることをおすすめします。

その点、フォトスタジオであればカメラマンとは別にアシスタント役のスタッフもいます。万全の人数体制でニューボーンフォトに挑むことができるので事故やトラブルのリスクを最小限にすることができるでしょう。

安全な場所であることを確認する

撮影には、ベビーベッドのように赤ちゃんが安全に横たわれる場所を選びましょう。新生児の体は未成熟のため、自力で体勢を立て直すことができません。少しであっても、無理な体勢は禁物です。

階段を含めて高低差のある場所や物、ペットが動き回っているような場所も、新生児にとってはトラブルのおそれがあります。玄関先やベランダのように安全が確保しづらい場所は避け、安心して撮影ができる室内環境を選びましょう。

部屋を暖かくする

新生児は体温を調整できず、脂肪を蓄えて寒さに備えるといった機能も備わっていません。寒冷な場所での撮影は避け、暖房をつけて体調を万全にしたうえで撮影を行ってください。

空気が乾燥しすぎている状態も問題です。室温は25℃、湿度は50~60%が目安になります。加湿器を使いながら湿度を調整し、60%以上になると蒸してきて不快に感じられるため注意が必要です。

赤ちゃんの様子も確認しながら、少しでも良いコンディションで撮影ができないときには撮影場所を変更するか、撮影日時を変更してみてください。

危険なポーズをさせない

頭から足先までデリケートな新生児には、腕を曲げさせたり首をかしげさせたりといったポーズは非常に危険です。

ポーズによっては体に良くない影響を与える可能性があるため、姿勢や体勢に無理がなく、ゆったりとした体勢にしてから撮影を行ってください。

複数名の大人で撮影に臨んでも、正しい体勢を全員が把握していなければ思わぬトラブルを引き起こす可能性も。ポージングについては安全な姿勢をとれるように、事前に示し合わせておくと安心です。

赤ちゃんにとって負担の少ないポーズをフォトスタジオのスタッフは熟知しています。

安全やリスクに配慮して撮影を心掛ける

今回は、新生児の時期に撮影するニューボーンフォトの特徴やセルフ撮影のポイントを紹介しました。

ニューボーンフォトはお子様にとっての一番最初の記念撮影とも言えます。セルフで撮影することもおすすめではありますが、細心の注意がどうしても必要になります。大きなトラブルになることを心配してニューボーンフォト撮影自体を諦めてしまうこともあるかもしれません。

そんな時は是非とも赤ちゃんやお子様との撮影経験が豊富な「こどもフォトスタジオ」を頼ってみてください。

おしゃれな貸し切りフォトスタジオ・スタジオポストではスタジオはもちろん出張撮影でもニューボーンフォト撮影をおこなっております。お子様やお母さんの健康に配慮し、スタッフ一同最高の写真になるようにお手伝いさせていただきます!