七五三ならではのご飯を紹介!外食と自宅どっちがおすすめ?
七五三と言うと、神社へお参りをしたりスタジオで記念写真を撮るというイメージが強いかもしれませんが、お祝いの食事会をするご家庭も多くあるようです。
ご親族で集まってお参りや撮影をした後にそのままみんなでお店に行って食事をしたり、ご自宅でいつもとはちょっと違うお祝いの料理を楽しむなど、色々な方法があります。
七五三のお祝いの料理とは、どんなものなのでしょうか?
お店を予約する場合は、どんな場所が相応しいのでしょうか?
自宅での食事会は、どんな料理を用意すればよいのでしょうか?
七五三のフォトスタジオ・スタジポストのスタッフが、七五三のお祝いならではのご飯をご紹介します。
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七五三の主な定番料理
ご家族だけで食事をするのであれば、ファミレス、焼肉、回転寿司など、主役のお子様が好きなものを食べに行くのもよいかもしれません。
祖父母など親族も一緒に少しフォーマルな場でお祝いをする場合は、それに相応しい料理があり、その食材一つ一つに意味があります。
普段の外食は「お子様の好きなもの」や「食べられるもの」を選ぶことの優先順位が高くなりがちですが、1つだけでも七五三らしい、お祝いならではのメニューを取り入れると、お子様にも「特別な食事なんだ」ということが伝わり、より成長を感じる機会になりそうですね。
尾頭付きの鯛
お祝いの席の定番とも言える尾頭付きの鯛は、食卓を華やかにしてくれます。
尾頭付きであることがポイントで、これには始めから終わりまで全うするという意味が込められています。
「おめでたい(鯛)」ことはもちろん、鯛は長寿の魚であり栄養価も高いため、慶事に相応しいとされています。
外食の祝い膳では必ずと言っていいほど用いられますが、自分で用意するのは少し大変そうに見えるかもしれません。
自宅で調理をする場合はスーパーや魚屋で鯛を購入する際に、下処理をお願いしましょう。
塩焼きにして紅白紙や千代紙などに載せるだけなので、意外と簡単に見栄えのするメインの一品を用意することができます。
ネット販売でも下処理済の真空パックや、焼いて盛り付けまでしてあるものを手軽に購入することができます。
赤飯
慶事には欠かせない赤飯。
古来より「赤」は悪霊や邪気を払う色とされ、魔除けの力がある縁起物として好まれてきました。
本来は蒸しあげて作りますが、今は「お赤飯の素」を利用して炊飯器で手軽に炊くことができます。
冷めても美味しく腹持ちもよいのが利点で、お子様も食べやすいため人気のメニューと言えます。
七五三だけでなくひな祭りなどでも登場し、家庭でも用意しやすいお祝いメニューとして広く親しまれています。
エビ
エビの大きく曲がった背中や長いヒゲは老人を思わせ、漢字でも「海老」と書きます。
そのことからエビは長寿の象徴とされています。
赤飯と同じ「赤」い色も魔除けの意味があり、飛び出した目は「おめでたい」ため縁起がよく、脱皮をして成長することも慶事に相応しいと言えます。
お祝いの席では塩焼きやうま煮が定番ですが、お子様が食べやすいようにエビフライにするのもいいですね。
他にも桜海老の炒め物や汁物など、お好みによってアレンジを効かせやすい食材でもあります。
千歳あめ
食事として口にする料理ではありませんが、七五三のシンボルでもある千歳あめにも大切な意味があります。
長く伸ばした千歳あめは「健康で長生きするように」という願いが込められていて、神社で御祈祷を受けると授与されることもよくあります。
写真撮影の際にも千歳あめがあると七五三らしさが出ますね。
七五三の季節になるとスーパーなどでも販売されていますが、最近ではネットで撮影用のおしゃれな千歳あめも多くあります。
千歳あめをそのままの状態ですべて食べきることが難しい場合には、「千歳あめプリン」「千歳あめキャラメルクリーム」「千歳あめクッキー」など、千歳あめを使ったアレンジレシピがネットにたくさん掲載されています。
どれも千歳あめの風味がしていつものおやつとはちょっと違う特別なものになるようです。
お子様と一緒に千歳あめリメイクをして、ご家族みんなで分けあって食べるのも楽しそうですね。
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お子様が好きなメニュー
せっかくのお祝いの席なので、お子様が楽しめるメニューも用意しておきたいですね。
ご自宅の食事の場合はお子様の好みに合わせて、カレー、ピザ、ハンバーグなど自由にメニューを決められます。
お子様が主役のお祝いなので、好きなものをたくさん並べてあげると楽しい食卓になりそうです。
少しフォーマルな和食中心のお祝いの席で一緒に並んでも違和感の少ないメニューの例としては、コロッケ、エビフライ、唐揚げ、肉じゃが、ちらし寿司、おいなりさん、のりまき、などが考えられます。
ご自宅ではお子様用に小鉢で用意をしてもいいですし、外食の場合はこうしたメニューをお子様用に別で頼めるか相談してみてもよいですね。
七五三の食事会は外食?自宅?
食事会をすることが決まったら、まずは外食か自宅かを検討します。
それぞれにメリットと気を付ける点があるので、お子様の性格や集まる人数などに合せて都合がよい方を選びましょう。
どちらにしても実際に準備をする人にとっては大きな負担なので、お店の予約、参加者への連絡、メニュー決め、自宅の場合は材料の手配、調理など、パパとママで役割を分担して準備を進めるようにしましょう。
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外食する場合
外食の最大のメリットは、調理や後片付けをしなくて済むことですね。
食事中も誰かが給仕に追われることもなく、全員で落ち着いて会話をしながらお祝いの場を楽しむことができます。
一方で、外食にはそれなりのコストがかかります。
どんなお店を選ぶかによって大きく異なりますが、七五三のお祝いの外食の相場としては、ランチであれば大人が3,000円~5,000円程度、ディナーであれば10,000円前後が目安のようです。
基本的には主役であるこどもの両親が支払い、祖父母から七五三のお祝いをいただいている場合は食事会に招くことでお祝い返しとすることもあります。
ただし必ずしもそうでない場合もあるため、誰が支払うのか、予算はどうするのかを事前にしっかりと申し合わせておきましょう。
では、外食の場合は具体的にどんな店舗を選べばよいのでしょうか。
個室がある店舗
ファミレスなどではなくある程度落ち着いた場所で食事をする場合には、個室があるお店を選びましょう。
お子様が多少ぐずってしまっても周囲に気を遣う必要が少なくて済みます。
集まる人数が多い場合にも、個室なら心置きなく会話がはずみ楽しい時間が過ごせますね。
状況によっては個室でお子様を着物から普段着にサッと着替えさせることも可能なので、お参りからそのままお店に移動をする場合もお食事前に汚れてもよい楽な格好になれます。
座敷がある店舗
慣れない着物と草履でお参りをした後は、大人もこどもも想像以上に疲れています。
3~5歳程度だと食事会の途中でお昼寝をしたくなる可能性もありますが、座敷ならゆったりとくつろぐことができるので安心ですね。
小さな赤ちゃんがいる場合にも座敷の方がお世話をしやすいのでおすすめです。
一方で、ご高齢の方や足の不自由な方にとっては座卓が負担になる場合もあるため、そうした方に配慮した座椅子の用意があるかを確認しておきましょう。
多目的トイレやおむつ替え台の有無なども必要に応じてチェックします。
アクセスが良い店舗
お参り場所やご自宅からの距離があるお店では、到着までに疲れ切ってしまうことも考えられます。
メニューや予算と同じように、アクセスも大切な検討要素です。
祖父母が遠方から来てホテルに宿泊している場合は、そこで食事をするのも選択肢のひとつです。
祖父母の負担が少ないだけでなく、着替える場所やお子様が疲れてしまった際に休憩できる部屋があるとパパやママも安心ですね。
秋になるとホテルの食事会メニューには七五三のお祝いコースも用意されています。
記念撮影がセットになったプランなどもあるので、お得に利用できるといいですね。
自宅の場合
自宅で食事会をするメリットは、コストが抑えられること、好きなメニューを取り入れられること、周囲のお客様を気にせず自由にくつろげることです。
ただしその分、実際に料理を準備したり後片付けをする人にとっては大きな負担があることをよく考えましょう。
もちろん料理は手作りである必要はないので、出前のお寿司やオードブルを活用したり、お子様の食べ慣れた好きなメニューだけを事前に作っておくことで、できるだけ当日の負担を減らすようにしましょう。
七五三の料理をスムーズに用意するコツ
自宅で用意する場合、大人数の料理はそれだけでも大変ですが、普段とは違うお祝いの食卓となると、より手間暇がかかります。
家族で得意分野を分担するか、宅配ものを上手に活用しましょう。
普段の食事に鯛や赤飯など1品だけお祝いらしいメニューを加えるだけでも充分かもしれません。
外食の場合もなかなか準備が難航する場合もあるようです。
参加者の食の好みが合わなかったり、希望する日程やコースで予約が取れないことも。
また、アレルギーの有無は身体に関わるため、必ず事前にしっかりと確認をしておきましょう。
こどもの服装
お参りや記念撮影の後にそのまま食事会をする場合も、こどもは私服に着替えてから行くことがおすすめです。
こどもにとって着物の締め付けが長く続くことは大きな負担ですし、食べこぼしなどで大切な着物を汚してしまうリスクもあります。
レンタルの着物は汚損や破損があると、メンテナンス代を請求される場合もあります。
いつもの着慣れた服であればお子様自身も身体が解放されて食事の時間を楽しむことができ、大人も汚れを気にせず落ち着いて食事を楽しむことができます。
お子様の着替えはレジャーシートなどがあれば飲食店の個室や多目的トイレでも可能です。
ただし着物を丁寧に畳むためにはそれなりのスペースが必要なので、出先では難しい場合もあります。
一旦そのまままとめて持ち運べるように、大きめの紙袋などがあると便利ですね。
着替えの準備では靴下を忘れてしまうケースが多いので注意しましょう。
どうしても着替えが難しい場合には前掛けやタオルを用意して着物を保護したり、万が一汚れた場合にサッと拭けるような濡れタオルやウエットティッシュを手元に置いておきましょう。
関連記事:七五三着物、うちの子に似合う色柄は?タイプ別の選び方をご紹介!
お父さん・お母さんの服装
大人も和装でお参りをしている場合、できればお子様と一緒に負担の少ない洋装に着替えると、よりリラックスをして食事を楽しむことができます。
特に普段から着物に慣れていない方は、長時間圧迫された状態で食事を摂ると気分が悪くなってしまうことも考えられます。
また、食事会の後にお子様が眠くなったりぐずった場合に抱っこをすることもあるかもしれません。
そのためにもできるだけ動きやすい状態でいる方がよいでしょう。
せっかくの着付を短時間で脱いでしまうのはもったいなく感じられるかもしれませんが、お祝いの席はみんなが安心して楽しめることを優先させるのがおすすめです。
まとめ
七五三のお祝いの食事について解説しました。
自宅で好きなメニューをゆったりと楽しむのも、外食でちょっと特別な食事をするのも、それぞれによい思い出になりそうですね。
お子様の成長をみんなでお祝いする楽しい食事会になりますように!
七五三の写真撮影はおしゃれな貸し切りフォトスタジオ・スタジオポストまでご依頼ください。
出張撮影の経験が豊富なカメラマンなら、神社の厳かな雰囲気を残しつつ、お子さんが心から楽しんでいる姿を写真に収められます。
着物の着付けやヘアメイク、撮影技術が整ったスタジオ撮影もオススメですが、自然光を活かした子どもらしい元気いっぱいの姿を残したい方はぜひ、カメラマンによるロケーションフォトを検討してみてはいかがでしょうか。