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赤ちゃんの健やかな成長をお祈りするお宮参り。どんなことをするのか、何が必要なのか、初めてのパパママには気になることばかりですよね。この記事ではお宮参りのフォトスタジオ・スタジオポストお宮参り出張撮影スタッフが、お宮参りの由来や準備するもの、当日の流れなどを解説します。また、ロケーションフォト(出張撮影)を依頼するのであれば、多くの場合でプロに撮ってもらうはじめての家族写真になります。門出のお写真がより素敵になるよう、ワンポイントアドバイスもお教えするので参考にしてみてくださいね!

お宮参りとは

そもそもお宮参りとは、その土地の氏神様(うじがみさま)に赤ちゃんが無事に誕生したことを報告し、健康と長寿を祈願することが目的です。「初宮参り(はつみやまいり)」「初宮詣(はつみやもうで)」「氏子入り(うじこいり)」とも呼ばれ、鎌倉・室町時代から続く風習とされています。氏神様とはその地域に住んでいる人たちが神様を祀ったもののことを指し、信仰している人たちのことを氏子(うじこ)と呼びます。昔は生後数日で亡くなってしまう赤ちゃんも大変多かったため、生後一ヶ月経ちしっかりと生きて行ける力が備わってから神社で氏神様へご挨拶をして、氏子の仲間入りをさせていただくという行事でした。また、かつてお産は出血を伴う穢れとして扱われていたため、お宮参りはその忌み明けという位置づけでもありました。現代ではどちらの考え方も薄れ、赤ちゃんが無事に生まれた感謝と健やかな成長を願う行事という捉え方が一般的です。

お宮参りをする時期

お宮参りの日程は、多くの場合で男の子が生後31~32日目、女の子が生後32~33日目とされていますが、その土地の風習によっても違いが見られます。そもそも、いつまでにしなければならないという明確な決まりがあるわけではありません。この時期は1ヶ月健診を経てママと赤ちゃんがようやく外出できるようになる頃です。ママもまだ体調が万全ではないですし、赤ちゃんも少しずつ外の空気に慣らしていきたいですよね。季節によっては暑すぎる、寒すぎるなど、身体への負担も大きくなってしまいます。まずはママと赤ちゃんの状態を最優先に、参加する人の都合に合わせて日程を決めましょう。最近では生後2~3ヶ月ほど経過し、お出かけにも少し慣れてきた頃にお参りをする方が多いようです。親族が集まって100日祝いと一緒に行なうこともよくあります。 写真に残す場合も、3ヶ月程度であれば赤ちゃんの表情が少しずつ豊かになり始める頃なので、もしかするとにっこり笑ったショットも撮影できるかもしれません。口の周りやほっぺを指やガーゼなどで刺激してあげると表情が柔らかくなるので、ご自宅で撮影する際にも試してみてくださいね。 日程を決めるにあたって六曜が気になるという声もあります。やはり大安がよいのではと考える方も多いと思いますが、どの六曜でも問題はありません。特に避けるべき日もないため、参考程度でよいでしょう。

お参りをする場所

元来は土地の守り神にお参りをすることが目的であるため、家の近くの神社に参拝するのがよいでしょう。ただ、近年では前述のとおりかつての儀式的な意味合いは薄れ、親族が集まってお祝いをする、記念写真を撮影する、といった目的が色濃くなりつつあります。 出生地の氏神様であることにこだわらず、パパとママが結婚式を挙げたゆかりのある神社や信仰している神社を選ぶ方もいます。参加者のアクセスの良さや、お参り後に写真撮影をするスタジオの近隣なども候補に上がってくるかもしれません。ママと赤ちゃんの負担にならない範囲で、ご家族が最も相応しいと思う場所にお参りをしましょう。

首都圏近郊で人気のお宮参りスポット5選

東京、神奈川の出張撮影サービスを運営しているスタジオポストのロケーションフォトで特にご依頼の多いお宮参りスポットを5つご紹介します。

代々木八幡宮(東京都渋谷区)

アクセスのよい都心にありながら、しっとりと落ち着いていて自然豊かな神社です。パワースポットとしても知られ、石段や御神木など撮影に適した場所も豊富です。

日枝神社(東京都千代田区)

賽銭箱の前に大きな碁盤が設けられていて、その上に腰掛けることができます。お子様が大きくなったら七五三でまた同じ碁盤の上に座って撮影してもいいですね。鳥居やのぼりが連なる階段でも撮影可能です。

多摩川浅間神社(東京都大田区)

古墳の上に創建された神社で、本殿までは急な階段がありその高低差を利用した撮影がお勧めです。映画やドラマのロケ地になるほどの絶景が見られ、多摩川の大パノラマをバックにした写真を残すことができます。

鶴岡八幡宮(神奈川県鎌倉市)

鎌倉の有名な神社ですが、都内からのアクセスも良好です。勝負運・出世運・恋愛運・生命力アップ・健康運・安産など、ご利益も多岐にわたります。柳原池、舞殿前、流鏑馬馬場、二の鳥居、若宮大路など様々なバリエーションでの撮影が楽しめます。

京浜伏見稲荷神社(神奈川県川崎市)

閑静な住宅街に、日本最大級と言われる見応え抜群の鳥居がそびえ立っています。108体のお狐様の像があり、色づかいも様々です。赤ちゃんに似ているお顔のお狐様を探すのも楽しいですね。

お宮参りに参加する人

かつてお宮参りは、赤ちゃん、パパ、父方の祖父母だけで行なわれていました。これは、産の忌が明けていないママは参加しないものとされていたからです。 現代では赤ちゃん、パパ、ママの他に、両家の祖父母(おじいちゃん、おばあちゃん)、また赤ちゃんの叔父や叔母など近くに住む親戚が参加をする場合もあります。人数が多くなるほど日程を合わせることが難しくはなりますが、赤ちゃんのお披露目も兼ねて様々な人にお祝いをしてもらえると嬉しいですね。

お宮参りの流れ

お宮参りでは通常の参拝と同じようにお賽銭を入れてお祈りをする方法と、初穂料(はつほりょう)をおさめて御祈祷を受ける方法があります。お参りは一般的な参拝作法と同じく多くの神社で「二礼、二拍手、一礼」が作法とされています。御祈祷ではお祓いを受け祝詞をあげてもらいます。「初穂」とはその年に最初に実った稲穂、穀物、野菜、果物を指し、元来はそれらを神様へ奉納していました。初穂料は神社により定められており、相場は5,000円~10,000円程度です。多くの場合は神社のサイトなどに掲載されています。おさめる際には紅白の蝶結びの熨斗袋に「初穂料」と表書きをし、下段は赤ちゃんの氏名を入れます。中袋には金額を「壱、弐、参」といった大字で記載し、裏側に住所と赤ちゃんの氏名を入れます。御祈祷後に神社からお札やお守りをいただいたら、家の神棚にお供えします。御祈祷には事前予約が必要な場合もあるため、電話などで確認し必要に応じて申し込みをしておきましょう。 ロケーションフォトを撮影する場合も、神社によって規定が定められていることがあります。御祈祷中の撮影が禁止されていたり、撮影できる場所やアングルに制限があったり、カメラマンの服装などに規定がある場合もあります。そもそも商業カメラマンの撮影が禁止されていることもあるため、事前にしっかりと確認をしましょう。ウェブサイトなどに記載がなくわからない場合は、電話などで直接確認をとるのが確実です。

赤ちゃんを抱く人

古いしきたりでは、お宮参りで赤ちゃんを抱くのは父方の祖母の役目とされていました。前述の通りお産の忌が明けていないママではなく、穢れていない別の女性が抱くのがよいという考えからです。 今の時代では、赤ちゃんの誕生祝いや家族へのお披露目という意味合いから、パパママはもちろん、両家の祖父母などが可能な範囲で順番に抱っこをしてあげるとよいでしょう。ロケーションフォトを撮影する場合にも、色々な人に抱っこをしてもらうことで写真のバリエーションも広がります。赤ちゃんを抱き慣れていない人が首の据わっていない子を抱っこするのが不安という場合は、大きなバスタオルなどで赤ちゃんの全身を包んでから抱くと、かなり抱きやすくなります。また、手のひらで赤ちゃんの首とお尻を支えるスタイルは赤ちゃんにも抱っこをする人の手首にも大きな負担がかかります。抱っこをする人が胸の前で小さな輪を作るように自分の肘と肘を手で持ち、中に赤ちゃんを乗せてあげましょう。赤ちゃんは自然とまあるい体勢になり、ママのお腹の中にいるような安心感が得られます。抱く人は背を伸ばし少し胸を張るとぐんと楽になり、写真映りも素敵になります。日頃の抱っこで腱鞘炎気味のパパママも試してみてくださいね。撮影の際は赤ちゃんの顔が見えるようにと頭側を起こそうとしがちですが、あまりやりすぎると大人の肩が片方だけ上がり不自然になってしまいます。カメラマンから特別な指示がなければ、できるだけリラックスした状態での抱っこで問題ありません。カメラマンが臨機応変に赤ちゃんの表情がしっかりと見えるアングルでのショットも抑えてくれるはずです。

赤ちゃんの服装

白羽二重の内着に掛け着(祝い着・産着)またはベビードレスが正装ですが、季節に合わせて赤ちゃんへの負担が少ない服装にしてあげましょう。暑い季節であれば、掛け着の下は肌着だけでも問題ありません。普段から着慣れたものや肌に優しい綿素材を中心に、体温調節できるようにしておきます。 掛け着は用意するのが大変、ベビードレスは着用回数が限られる、ということであれば、白や淡いパステルカラーのベビー服で問題ありません。近年では手軽に着せられてお宮参りの後のお食い初め、初節句、お正月、1歳のお誕生日などにも使いやすい袴ロンパースも人気です。おしゃれな色柄もたくさんあるので、選ぶのも楽しいですね。 昔はママの実家が掛け着を用意するのが一般的でしたが、地域によって違いがあったり近年ではその慣習自体も薄れています。パパやママが着たものが大切に保管されている場合もあるので、まずは祖父母に確認をしてみましょう。経年による大きなシミや傷みがある場合はメンテナンスが必要なため、早めの準備がよいですね。インターネットでのレンタルサービスも多くあり、安いものでは3,000円程度、相場では5,000円~10,000円程度で掛け着、帽子、よだれかけ、お守り、着せ方説明書など必要なものがすべて揃ったセットが送料込みで利用できます。返却も同梱されている着払い伝票を貼って送り返すだけなので、簡単です。着物の柄にはひとつひとつに意味があり、お子様のお名前やパパママの願いに沿うものを選ぶのも素敵です。 着せ方は意外と難しくありませんが、扱いに慣れていない場合は赤ちゃんを抱っこする人以外に大人が2人いるとよりスムーズです。事前に説明書や動画でよく確認をし、可能であれば家でも一度試しておくと慌てません。掛け着を着せた後によだれかけと帽子を付けてあげましょう。 スタジオポストのロケーションフォトでも、出張撮影をご利用の方に1日1組様限定で掛け着のレンタルサービスを行なっています。お参り前に代々木上原スタジオにて直接受け渡しが可能です。ご使用後は翌日中にご発送いただくか直接スタジオへのご返却も受け付けているので、代々木八幡宮や東郷神社など、渋谷区内でのお参りをご検討中の方はお問い合わせください。

大人の服装

神様へのお参りに相応しいフォーマルな服装が基本です。主役である赤ちゃんの服装と同格か格下のものを選びます。通常は洋装よりも和装の方が格上とされるため、赤ちゃんがベビードレスなど洋装の場合に大人が和装を選ぶと、赤ちゃんより格上になってしまいます。赤ちゃんが掛け着であれば大人は和装でも洋装でも構いませんが、赤ちゃんが洋装であれば大人も洋装で揃えるのが一般的です。ただ、赤ちゃんがベビードレスでもママは着物を着たい、という場合は、最終的にはご家族が気にしなければ問題ありません。ママにとっては、産後にはじめてきちんと身なりを整えてお出かけをする機会がお宮参りであることも多いですよね。身体に無理のない範囲でお気に入りを身に着けて、お宮参りを素敵な想い出にしてくださいね。写真撮影をする場合は全体のバランスが取れているとよりよいので、祖父母も一緒に参加する場合は予め服装を申し合わせておくと安心です。御祈祷を行なわず簡単にお参りを済ませる場合であっても、Tシャツ、スニーカー、サンダルなどは参拝に適さないため避けましょう。 ママが洋装を選ぶ場合はフォーマルなスーツやワンピースが候補です。母乳の場合にお勧めなのは、授乳口のある専用のワンピースや、カシュクールやボタンなど前開きデザインのもの。作りによっては、抱っこをしながら周囲に気付かれずに授乳することができる場合もあります。背中にファスナーのあるタイプは外出先での授乳が難しく、授乳中にママの身体が冷えてしまうことも。できるだけママと赤ちゃんが負担なく過ごせるものを選びましょう。色はベージュ、ネイビー、ブラックなどの落ち着いたものがよいですね。ネックレスなどのアクセサリーはデザインによっては赤ちゃんに引っかかってしまうことがあるため、できるだけ避けましょう。足元は赤ちゃんを抱いて石段や砂利道を歩けるように、動きやすさを重視するとお参り中も安心して過ごせます。 せっかくのお宮参りだから着物を着たいというママは、赤ちゃんの掛け着や服装と合う明るい色の訪問着、色留袖、色無地、付け下げを選びます。主役の赤ちゃんよりも華やかになりすぎないよう心がけましょう。帯は袋帯にします。和装で問題になるのが、授乳をどうするのかということ。母乳の場合の心配はもちろんですが、混合の場合も途中で胸が張って苦しくなることがあります。考えられる解決策は2つです。 まずは、着物を着ている間は授乳をしないと決めること。生後1~3ヶ月程度では、個人差もありますが授乳間隔は2~3時間前後です。着付け前に授乳しておけば、お参りの間は空腹になってしまうことは少ないでしょう。胸が張ってしまいそうな場合も、予め搾乳することで終了まで問題なく過ごせます。母乳が着物に付いてしまうと落とすことが難しいため、パッドなどで充分な対策が必要です。それでも3時間程度が限界という声が多く、やはりそれぐらいでスケジュールを組んでおくのがよいでしょう。 お参り後に食事会をするなど着付け開始から帰宅までが長時間に及ぶ場合は、着物での授乳を検討することになります。脇にある身八ツ口から行なう方法が最も簡単で人目もあまり気になりませんが、予め襦袢の一部を開いておく必要があります。ママ自身で着付けができるのであれば、衿元から授乳することも可能です。どちらにせよある程度着物に慣れていなければ難しく着崩れの心配もあるため、可能であれば着物のプロにお直しの手順を習っておくか、できるだけ着物の間は授乳をせずに済むように計画を立てる方が負担が少ないかもしれません。お参りは心配事の少ない洋装で、後日スタジオ撮影で和装を着て写真に残すという手もあります。 パパは黒無地の礼服かスーツの着用が一般的です。ネクタイはマストではありませんが、参加する男性のうちパパだけがネクタイをしていないということのないよう、他の参加者とのバランスを考慮しましょう。ママや赤ちゃんが和装であれば、やはりネクタイをしておくのがベターです。ネクタイの色は礼服であれば白か明るめのグレー、スーツであればパステルカラーがお勧めです。ママの着物やお子様の掛け着の色味と揃えると、写真映りも素敵です。桜や紅葉など、季節に合わせるのもおしゃれですね。ブラックやビビッドカラー、ブランドロゴなどのネクタイは、お宮参りには相応しくありません。また夏であっても御祈祷中と参拝中は必ずジャケットを着用するのがマナーです。 ママや赤ちゃんが和装の場合はパパも一緒に着物を着てみるのも素敵です。一つ紋または三つ紋入りの羽織りに着物に袴が正装です。こちらもカジュアルすぎない素材や色柄であること、主役はあくまでも赤ちゃんであることを念頭に選びます。パパママ自身が準備を負担に感じなければ、ご家族揃って着物を着るのはよい記念になりますね。

お世話道具とマザーズバッグ

「産後はじめての本格的なお出かけがお宮参り」という方は、おむつは何枚必要なのか、赤ちゃんが泣いてしまったら神社で授乳はできるのかなど、わからないこともたくさんありますよね。お参り中も常に手元にお世話道具があると安心ですが、実際に神社の中でおむつ替えや授乳をすることはほとんどありません。もしもの場合の最低限のものだけを鞄に入れて、不要な分はできるだけ車やコインロッカーに置いておくと、身軽にお参りができます。 お顔や口元を拭くガーゼ、予備のおむつ1~2枚とおしりふき、日除けや防寒、吐き戻し処置、おむつ替えにも使える万能なタオルがあれば充分です。心配な場合はミルク1回分の準備があってもよいですね。 バッグ自体はグレー、ネイビー、ベージュ系など、フォーマルな装いでもあまり浮かないようなデザインであれば、そのまま使用しても問題ありません。大きなロゴが入っていたり色使いが明らかにカジュアルな印象で神社に相応しくないようであれば、お参りの際だけ必要なものを手提げなどに入れ替えるといいですね。これからマザーズバッグを購入するのであれば、冠婚葬祭の場でも使用できそうなものを選択肢に入れてみるのもお勧めです。 集合写真などを撮影する際には手荷物を地面に置かなければならない場合も出てくるため、大きめの紙袋か下に敷くものを準備しておくと便利です。紙袋は複数の人の手荷物をまとめて運んだり、御祈祷後にいただいたものを入れることもできるので、数枚あると重宝します。できるだけ無地の落ち着いた色味のものを選ぶと神社の雰囲気を損なわず、写真に写りこんだ際にも悪目立ちしません。

ベビーカーと抱っこ紐

神社に着いてからお参りが終わるまでは、基本的にベビーカーを使うことはありません。境内には石段があったり砂利が敷いてあるため、赤ちゃんはベビーカーではなく抱っこで移動します。もし神社までの交通手段でベビーカーを使用するということであれば、神社に着いてからは誰かがベビーカーを手で持ち運ぶことになります。例えば参加する大人がパパママ2人だけで手荷物も多い、ベビーカーの重量も重め、神社の石段も長い、という場合にはかえって大変になってしまうかもしれません。タクシーなどを利用しできるだけベビーカーを使わずに神社へ行ける手段を考えるか、神社にスロープなどが整備されているかを確認してみましょう。 一方で、産後間もなくのお参りでママが抱っこ紐を使用する場合にも注意が必要です。一般的な腰ベルト式のベビーキャリアでは、新生児から使用できるものであっても出産方法やママの身体の回復状況によっては母体に大きな負担がかかることもあります。また、使い慣れていないと装着に手間取ってしまうことも。心配な場合はパパもスムーズに使えるように充分に練習をしておくか、腰ベルトのないスリングやベビーラップも検討してみましょう。抱っこ紐の選び方がわからない、使ってみたけれどしっくりこないという方は、赤ちゃんの身体のためにも専門家に相談をすると安心です。またロケーションフォトの撮影をする場合は、抱っこ紐をせずに素手で抱っこをし赤ちゃんの様子がよく見える状態の方が素敵な写真を残せます。

おむつと授乳

多くの商業施設や駅などではおむつ交換台や授乳室の整備が進んでいますが、神社やお寺についてはまだまだそうした設備が整っていないことがよくあります。小さな赤ちゃんも訪れる場所でありながら、様々な事情から整備が難航するケースが多いようです。お世話をはじめたばかりのパパママにとっては、お宮参りの際にどうすればいいのか不安ですよね。お参り自体は御祈祷や撮影を含めても1~1.5時間程度のため、開始前に車か近くの駅や公共施設でおむつ替えと授乳を済ませれば、終了まで問題なく過ごせることがほとんどです。おむつ交換台や授乳室を探せるアプリもあるので、神社付近のスポットを探してみましょう。どうしても赤ちゃんが泣き止まない、おむつが汚れてしまった、というときは神社の方に声をかければ社務所の一角を貸してもらえることもあります。神社の状況にもよりますが、困ったときは申し出てみましょう。 また、神聖な場所で御祈祷中に大声で泣きだしてしまったらどうしようと思うかもしれませんが、お宮参りの赤ちゃんが泣くのはごく普通のことですし、神社の方にとっては日常風景です。焦って泣き止ませようとしたり大急ぎで退出しなくても、赤ちゃんのお腹に手を当てて優しく「大丈夫だよ」と声をかけてあげましょう。ママの身体の中で長い間手足を閉じ丸まって過ごしていた赤ちゃんは、背中がまっすぐに伸びた姿勢やお腹の前に何もない状態に不安を感じます。お尻が自然に丸くなる体勢で抱っこをしたり、大人の胸や手を赤ちゃんのお腹に密着させてあげると、だんだんと落ち着いていくので試してみてくださいね。神社の方から「神様は赤ちゃんの泣き声が大好きなんですよ」と声をかけてもらい安心したというパパママもいるようです。御祈祷中に大泣きしている写真も、1年後にはもう微笑ましい想い出と感じられるはずです。

お参り後の食事会

お宮参りの後は集まった親族で食事会をすることも。生後3ヶ月前後であれば、一緒に百日祝いのお食い初めをしてもよいですね。ご自宅で用意をすることが難しければ、お食い初めメニューを扱っている宅配を利用したり、料理屋のお食い初めプランを頼むという方法もあります。こちらもまた地域によってさまざまなしきたりがありますが、基本的には集まった人の中で赤ちゃんと同性の最年長の人が食べさせる真似をします。祖父母が参加するのであれば、赤ちゃんが男の子の場合は祖父、女の子の場合は祖母が食べさせることになります。あまり伝統に縛られたくない、ということであればパパやママが担ったり、みんなで交代でやってあげると、赤ちゃんにも楽しい様子が伝わるかもしれませんね。食べさせるものや順番にはそれぞれ意味があります。 鯛はおめでたさの象徴です。七福神の恵比寿様が釣っている魚でもありますね。尾頭付きであることは「首尾一貫」を表し、人生を最期までまっとうできるようにとの願いが込められています。赤飯の赤い色には邪気を祓う力があると言われ、魔除けとしてで用いられます。お吸い物には「吸う力が強くなるように」という由来があり、具には蛤などの貝類、季節の野菜が使われます。特に蛤には「二枚貝のようにぴったりと合う良縁に恵まれますように」という想いが込められています。煮物の定番はおめでたい紅白の彩になる大根と人参、子宝を表す里芋、先を見通せる蓮根、すくすくと育つようにと筍などを入れることが多いでしょう。特に決まりはないので、旬のものや土地のものを使うとよいですね。香の物には「多幸」の響きや幸せが八方へ広がるという意味からタコの酢の物を用意することがあります。季節の漬物なども好まれます。歯固め石は、赤ちゃんの歯が丈夫に生え揃うことを願い、石に触れた箸先を赤ちゃんの口にちょんちょんと付けてあげましょう。お食い初めの儀式が終わった後は、その場にいる大人たちでお祝い膳をいただきます。 ロケーションフォトのサービス内容によっては、お宮参り後のお食事会の様子を撮影してもらえる場合もあるので、問い合わせてみましょう。

ロケーションフォトの手配

プロによるロケーションフォトを撮影する場合は、専門のカメラマンを手配する必要があります。まずはお参りをする神社を決め、その神社でプロカメラマンの撮影が許可されているか、撮影の際の注意事項があるかを確認してからカメラマンを探します。神社のある地域に出張対応している個人のカメラマンを見つけるか、カメラマンのマッチングサイトを利用する、または地域のフォトスタジオがロケーションフォトサービスを行なっている場合もあります。インターネットやSNSで検索をすると作例なども見られるので、料金やサービス内容のほか、写真のテイストやカメラマンの雰囲気なども確認できると安心です。

撮影の流れ

ロケーションフォトではサービス内容により異なりますが、およそ1~1.5時間程度の撮影が行なわれます。お参りや御祈祷だけでなく、手水舎でのお浄めや参加者が順番に抱っこをする様子、全員揃った記念写真なども撮影してもらえます。「こういう写真が欲しい」という希望があれば予めカメラマンに伝えておけば対応してもらえますし、「はじめてでどうしたらよいかわからない」という場合はカメラマンにおまかせをすると、その場所毎に適した写真を撮りながら、集合写真などの案内もしてくれます。写真を撮られ慣れていないおじいちゃんやおばあちゃんにも、仕上がりが美しくなるような立ち位置や仕草を随時指示してもらえるので安心です。

お宮参りのまとめ

お宮参りの由来から、準備、マナー、撮影のポイントをご紹介しました。しきたりや本来の意味を知り大切にしながら、パパママやご家族が心からお祝いできる場になるといいですね。パパママと赤ちゃんだけで近所の神社にお参りをするのであればそこまで気負う必要はありませんが、祖父母を呼んだり御祈祷やロケーションフォトの手配をしたり食事会まで開催するとなると、準備だけでかなりの労力が必要です。この時期のママの身体はまだまだ回復期間で、頭の中も常に赤ちゃんのことでいっぱいです。パパや身近にいる家族も一緒になって考えたり必要な手続きをして、みんなでお祝いの準備をしていきましょう。 お宮参りの写真を数年後に見返すと、月齢の低い小さな赤ちゃん特有の表情だけでなく、ふにゃふにゃとした泣き声やもぞもぞと動く指の様子までもが鮮明に蘇ってくるでしょう。これから何年も子育てをしていくパパママにとって、きっと大切な宝物になるはずです。赤ちゃんとご家族の最初のイベントが素敵な想い出になりますように!
おしゃれなフォトスタジオ・スタジオポストでは七五三からお宮参り、マタニティフォトなど、さまざまな記念日撮影を行っております。かわいい衣装も多数ご用意しておりますので、記念日撮影をお考えならぜひスタジオポストまでお気軽にご相談ください。

記念写真は心のアルバムです
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写真館やスタジオ内ではなく、お客様がご希望する場所まで専任カメラマンが伺い、写真撮影をするサービスです。

よくある出張撮影のテーマは

七五三の御祈祷やお宮参りでの神社への参拝。入学式や卒業式などの記念日。また、公園などでのご家族写真も人気です。

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ロケーションフォト専任のカメラマンがまごころこめてご対応いたします。
場所や時間・撮影内容など、事前にメールで相談できます。当日の天気が心配でも前日17時までは無料で日程変更も可能。
お参り用の和装着物・当日のお支度も承れます。アルバムや台紙もお作りできるのでプレゼントにも◎
スタジオでの屋内撮影も別途お受けしております。
(※上記には有料オプションも含みます)

Basic Plan

平日29,000(税込 ¥31,900)

休日31,500(税込 ¥34,650)

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