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2022年4月1日から成人年齢が18歳へ引き下げられたことにより、2023年1月には18歳、19歳、20歳の方が同時に成人を迎えます。それに伴い、2023年以降に全国の自治体で実施される成人式の実施年齢について注目が集まっています。ほとんどの自治体は「現状維持」で対象者は20歳のままという選択がされています。名称は「成人式」ではなく「二十歳のつどい」などに改められるとのこと。18歳の「成人の日」は、多くの方が大学受験や就職準備などで慌ただしい時期のため、市民の声を反映してこのような措置が取られているようです。
それでは、記念の振袖を着たり写真を撮るのも20歳のままなのでしょうか?これまで数多くの新成人の記念撮影を行なってきたスタジオポストが、今後の動向とその準備の流れや気を付けたいポイントをご紹介します。もうすぐ新成人を迎える方、お子様の成人式の準備について情報を探している親御様、ぜひ参考にしてみてくださいね。
成人式の記念写真はいつ撮るの?
全国でも数少ない「18歳での成人式」を決定した北海道別海町は、「保護者のもとを離れて成人になるという責任感と心構えを持つために18歳での成人式を大切にしたい」という理由から、18歳での開催を決めたとのこと(法務省調査結果より)。実施時期は1月の成人の日ではなく、就職や進学の準備も落ち着く3月の春分の日にする予定で、「成人すれば親の同意を得ずに契約も可能になるなど、自分の行動に責任が伴うことを進学や就職の前に意識してもらいたい」という想いが込められているそうです(同)。
確かに18歳で「成人」になると、選挙、各種契約、国家資格取得など、権利と責任の幅が一気に広がります。20歳の「二十歳のつどい」だけではなく、人生の大きな節目となる18歳の成人記念を何かしらの形でお祝いし、形に残しておくことは成人の自覚を持つという目的からとても意味のあることと言えそうですね。もし地域の自治体が20歳で式典を行なうのであれば、18歳はきちんとした正装で記念写真を残すことで、「成人したんだ」という実感が沸くでしょう。写真撮影であれば時期に決まりはないので、レンタル着物や美容室が混み合う成人の日にこだわらなくても、気候がよく様々な門出である春や、ご自身のお誕生日に合わせてもよいかもしれません。
18歳は生活環境の変化があり慌ただしいという方は、従来通り20歳の式典の際に晴れ着を着るという選択も、もちろんよいと思います。それぞれの状況に合わせて最適なタイミングでお祝いをしましょう。成人式当日はとても慌ただしく、二次会には身軽な洋装で参加することが一般的であるため、せっかくの振袖や袴も数時間で脱ぐことになり、綺麗な写真を残すタイミングがありません。プロの美容師さんにメイクをしてもらい、髪を結い、振袖を着て大人になった姿の写真は、後々になって一生の宝物と言えるほど大きな意味を持つようになります。実はスタジオポストにも、10年前の自分の成人式の記念写真をとても大切にしているスタッフがいます。人生の節目に「前撮り」「後撮り」で晴れ姿を収めておくことをおすすめします。
この記事では、18歳でも20歳でも、前撮りや後撮りでも、成人記念の撮影について共通する情報を「成人式の撮影」としてご紹介していきます。
成人式の記念写真はどこで撮るの?
「写真撮影」と言うと、フォトスタジオで衣装を選んでお仕度をし、カメラマンにポーズを指示されながら撮ることを想像する方が多いかもしれません。七五三やお誕生日の記念にこども写真館での撮影を経験したことがあれば、それが思い出されるでしょう。近年ではそうしたスタジオ撮影以外にも自分の好きな場所にカメラマンを呼んで撮影をする「出張撮影」も広く一般的に利用されています。
スタジオの決まった背景よりも写真の自由度が上がり、自分好みのイメージに仕上がりやすいことや、閉鎖空間であるスタジオよりも撮られる人の緊張がやわらぎやすいこと、カメラマンが指定の場所まで来てくれるため遠出が難しいご家族と一緒に撮影ができることなど、多くのメリットがあります。撮影に掛かる費用もスタジオ撮影と同程度か、安く済む場合もあります。
では、成人式の撮影はどこで行なえばよいのでしょうか?決まりは全くないので、ご自身の想い入れのある場所や、着物が映えそうな場所を探してみましょう。一例として、首都圏近郊でおすすめのロケーションをいくつかご紹介します。
和を感じる寺社や庭園
振袖や袴など和装での撮影であれば、やはり和を感じられるスポットがとてもよく合います。それぞれに特徴があるので、アクセスの良さだけでなくお好きな雰囲気の場所を選んでくださいね。撮影前には必ず施設に撮影の許可を取りましょう。詳しい手続きの方法は「成人式の出張撮影の準備は?」で後述します。
報国寺(神奈川県鎌倉市)
「絶景」と言っても過言ではない見事な竹林のロケーションです。雑音のない静かな竹の庭で、非日常の空間が味わえます。柔らかい木漏れ日が差し、陰影の美しい写真が期待できます。天に向かってまっすぐに伸びる竹の力強さは、成人の記念にも相応しいですね。
住所:神奈川県鎌倉市浄明寺2-7-4
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根津神社(東京都文京区)
朱色の千本鳥居が美しく、東京であることを忘れてしまうような空間です。江戸時代に造られた拝殿・唐門・楼門などの建築物が多く現存していて、歴史を感じると同時に神聖な気持ちになれる場所です。
住所:東京都文京区根津1-28-9
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小石川後楽園(東京都文京区)
枝垂桜、円月橋、大堰川など、見どころ満載のスポットです。園内をめぐりながら、様々なテイストの写真を撮ることができます。季節によって植物の様子も異なるため、事前に下見をして撮りたい場所をいくつか決めておくとよいでしょう。
住所:東京都文京区後楽1-6-6
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平成庭園(東京都江戸川区)
竹林も枯山水もあり、まるで小さな京都のような場所です。桜の美しい春、緑が映える夏、紅葉が見事な秋、一段と静寂が深まる冬など、通年で魅力を感じられます。池や橋もあり、様々な場所での撮影が可能です。
住所:東京都江戸川区北葛西3-2
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三渓園(神奈川県横浜市中区)
本格的な日本庭園で撮影をしたいという方におすすめです。敷地面積が広いため庭園だけでなく重要文化財など色々な写真を撮ることができます。また、周囲の人の写り込みもおさえながらゆったりと撮影を楽しむことができます。
住所:神奈川県横浜市中区本牧三之谷58−1
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レトロな洋館
和テイスト以外にも和装によく合うのが、レトロな洋館です。モダンな雰囲気の写真に仕上がります。大きな階段、広い窓、歴史を感じる重厚な扉、シックな絨毯、季節の花が咲く庭園、白い噴水などがお好みの方には、ぜひ検討していただきたいスポットです。振袖の場合は、ブーツを履いたりしてアレンジをしてもよいですね。
特定の場所を貸し切ることが難しい場合も、浅草や鎌倉にある人力車のサービスを利用したり、谷根千や谷中銀座といった下町を歩いたり、昔ながらの喫茶店などでレトロな雰囲気を楽しみながら撮影をすることもできます。
横浜山手西洋館(神奈川県横浜市中区)
外国人居留地として当時の人の暮らしを今に伝える場所。手入れの行き届いた庭園も美しく、ウエディングや雑誌の撮影にもよく利用される場所です。建物ごとに趣が異なるため、予め実際に訪れてみると良さそうです。
住所:神奈川県横浜市中区山手町234−1
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ホテルニューグランド(神奈川県横浜市中区)
ニューグランドでの撮影と言えば、本館の大階段が特に有名です。多くの女性が憧れるスポットですね。結婚記念の撮影でドレスのトレーンを引いたバックショットをよく目にしますが、成人記念の振袖撮影も可能です。重厚感漂うロビー、噴水が美しい中庭、歴史を感じる外観など魅力的な場所ばかりです。歴史あるクラシックホテルの一角を貸し切っての撮影は施設利用料が比較的高額であったり、婚礼などが入っている場合は許可が下りない場合もあるため、予めよく確認をしましょう。
住所:神奈川県横浜市中区山下町10
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これまで過ごしたご自宅
こども時代からずっと慣れ親しんだご自宅での出張撮影もおすすめです。ご自宅にはご家族の歴史が刻まれています。リビングに飾られた幼少期の写真や、壁の傷、今はちょっと狭く感じられるこども部屋など、想い出の詰まった場所で成人の記念撮影をすることは、とても深い意味を持ちます。間もなく実家を出るという予定の方であれば、尚更ですね。ご家族と一緒の撮影をしやすいという利点もあります。
「せっかく綺麗な恰好をしているのにいつもの自宅?」と感じるかもしれませんが、ご自宅での写真は、背景の整ったスタジオや美しいロケーションでの写真とはまた違った良さがあります。最も自分らしく、また自分でなければ成立しない写真とも言えます。小学校や中学校の入学式当日には、新しいランドセルや制服と一緒にご自宅前で記念写真を撮影したかもしれません。その延長線上で、大人になった記念写真を撮ってもらいましょう。見慣れた場所でも、プロに撮影してもらうと不思議と新鮮で素敵に見えたりもします。
ご自宅での撮影であれば、成人記念であっても必ずしも晴れ着やスーツでなくても構いません。いつもの自分らしい姿で「ここまで育ててくれてありがとう」という想いを込めてご家族やごきょうだいと一緒に写真を撮ってみてもいいですね。
屋外での撮影よりも緊張せずに臨めるので自然な笑顔になりやすいこともご自宅撮影のメリットです。
自然豊かな公園
季節が感じられる公園も、成人記念の出張撮影におすすめです。桜の美しい場所、河原、海、大きな樹など、自分が「素敵」と思える場所で撮影をしてみましょう。整った背景での撮影だけでなく、ブランコやジャングルジムなど、幼児向けの遊具と一緒に撮影してみるのも楽しいかもしれません。その場合は撮影許可を取るだけでなく、公園の規則や周囲の人への配慮も忘れずにしましょう。
自分が通っている学校
18歳で撮影をするのであれば3年間通い慣れた高校で、20歳で撮影をするのであれば大学などで撮影をするのもおすすめです。「今の自分の気持ち」が最も表れやすい場所かもしれませんね。大学のキャンパスは歴史ある建築物である場合も多く、場所によっては日頃から様々な撮影に使われていることも。特にレンガ造りやシックな建物は和装にもよく合います。「自分の学校が大好き!」「想い出の校舎で撮りたい!」という場合は撮影可能かを確認してみましょう。また、お友達同士で一緒に撮影をする場合にも、学校はとても盛り上がるスポットです。現在通っている学校に限らず、幼稚園、小学校、中学校など、同窓のつながりによって撮影場所を探してみましょう。昔撮影した集合写真の通りに並んでみるのもおもしろいですね。晴れ着での撮影だけでなく、カジュアルな洋服でテイストを揃えてもOKです。
成人式の出張撮影の準備は?
成人式の出張撮影をすることが決まったら、主に次のような準備をします。
・着物の予約
・美容院の予約
・撮影場所の予約
・カメラマンの予約
着物の予約
まず、着用する晴れ着を準備しましょう。お母様から譲り受けた振袖を着るという方もいるでしょう。代々受け継ぎながら袖を通してゆけるのは、着物の素晴らしいところですね。着物はお手持ちのもので小物のみレンタルができる貸衣装プランもあるので、お母様の着物に自分らしくアレンジをしたいという方は、小物で遊んでみるのもひとつの方法です。もしそういった着物がない、または自分で好きなものを選びたいという場合には、新しく振袖を仕立てるか、貸衣装屋からレンタルをすることになります。お仕立てをすると、注文から受け取りまで最低でも3ヶ月はかかると言われています。またお仕立てをするということは、1回きりではなく自分のものとして永く大切にしていくわけですから、先々まで見据えしっかりと納得するものを選びたいですよね。呉服屋さん探しや生地選びなどには時間がかかる場合もあるため、余裕を持って行動しましょう。そして大変高額なお買い物になるので、ご家族ともよく相談をしましょう。振袖は成人式以外にも友人の結婚式やフォーマルなパーティー、お見合い、結納など結婚前の女性の第一礼装として着ることができます。レンタルをする場合には、最近では成人式の2年半年前から動き始めている人もいるようです。かなり早いと感じるかもしれませんが、ネットやカタログなどで情報収集をして自分の好みの傾向を把握し、実店舗で下見をして、新作をチェックして…となると、このようなスケジュールになります。ただし、成人式の時期以外にレンタルをする、または新作かどうかにこだわらないという場合には、そんなに焦る必要はありません。選べる着物やレンタルできる日程の幅は狭まりますが、希望日に空いているものの中からお気に入りの1着を見つけましょう。ここで気になるのが、価格の差。高級な振袖は、正絹をたっぷりと使っていたり、手染めや絵付けなど職人さんの手仕事で仕上げられています。一方でお手頃価格のものはプリント等で価格を抑えています。最近ではプリント技術も上がり、安っぽく見えることは少ないようです。成人式本番と写真撮影で異なる着物をレンタルできるプランが用意されていることがあるので、直接目に触れる機会と写真として残す機会で使い分けをするのもよさそうですね。
ちなみに、店頭に並ぶ着物が最も多くなるのが、毎年1~3月です。この時期に成人式のレンタルで出払っていた着物が一斉に戻ってきます。ただし来店予約のピークも同時期のため、ゆっくり選びたいという方は少しずらすか平日が狙い目です。振袖が決まったら、鞄や草履などの小物の手配も進めます。
男性の場合は袴を着たり、スーツを新調してもよいですね。一般的に男性が袴を着用する機会は5歳の七五三、成人式、婚礼の3回のみとなる方が大半でしょう。結婚式は洋装だけという可能性もあるので、成人のタイミングでしっかりと写真に残しておくことはとてもおすすめです。一方でスーツは袴よりも比較的安価に用意ができたり、今後参加する機会が増える結婚式などのお祝いの席でも着ることができます。ただし、数年後に就活をする予定があるからといってリクルートスーツを選ぶことはあまりおすすめできません。必ずしもNGというわけではありませんが、リクルートスーツは「就活生の清潔さ」を引き立てることを目的としているため、黒やネイビーなどのダークカラーで装飾のない無地であることが基本です。華やかなお祝いの場である成人式や成人記念の撮影には相応しくありません。黒やそれに近い色は避け、少し光沢のあるものやチェックなど柄のあるものを選んでみましょう。どれが自分に似合うのかわからない、細部の違いやマナーがわからない、値段がピンキリでどうしたらいいかわからない…という場合は、スーツショップの店員さんに相談をしましょう。「成人式で着用したい」という目的と予算を伝えると、似合うものや小物の選び方などに必要な知識を、丁寧に教えてくれます。慣れない場所で戸惑うかもしれませんが、スーツショップには毎年必ず新成人や新社会人といった「スーツ初心者」がお客様として訪れています。気負わず何でも教えてもらいましょう。このような知識を学んでいくことも、「成人」として大人の仲間入りをする一歩になりますね。
女性が洋装を着る場合は、ドレスやきれいめのワンピース、またはドレススーツになります。撮りたいイメージや撮影場所に合わせて選びましょう。もちろん、男女ともにカジュアルな服装で「今の等身大の自分」を撮影するというのもよいと思います。
もしご家族が何枚か一緒に写真に写るという場合は、ご家族内での服装の「格」を揃えましょう。お父さんがカジュアルな普段着、お母さんが訪問着、妹さんがきれいめワンピースなどでは、写真の中でちぐはぐ感が出てしまいます。主役の晴れ着よりも格下であれば構いませんが、例えば美しい庭園や神社などきちんとした場所で撮影するのであれば、その場所に相応しいスーツ、訪問着、学生服、きれいめの服などがよいでしょう。神社などではマナーとして男性はジャケットを羽織り、女性もできるだけ肌の露出は抑えます。ご自宅や公園での撮影で、数枚だけカジュアルな雰囲気で撮りたいということであれば、主役以外は普段に近い装いで、できるだけテイストを揃えたものであれば写真のまとまりもグンとよくなります。主役の晴れ着の柄を邪魔してしまわないように、無地や落ち着いた色味のものがおすすめです。
美容院の予約
衣装の手配ができたら、着付けやヘアセットをする美容室を探します。美容室に限らず、着物のレンタルをした場所でお仕度までしてくれる場合もあるので、確認をしてみましょう。こちらもやはり成人式当日は早朝から予約でいっぱいになります。1年前から遅くとも6ヶ月前までには予約をしないと、そもそも成人式当日に着物を着ることができなくなります。ただ、成人式以外の時期であれば比較的自由が効きます。着物の手配が整ったら忘れずに予約をしておきましょう。ちなみに、着付けとヘアセットにかかる時間はおよそ1.5時間~2時間が目安です。
撮影場所の予約
次に、撮影場所の確保です。上で紹介したようなロケーションから、自分が写真に残したいと思う場所を選びましょう。寺社、公園、建物内など公共施設や私有地では、必ず撮影許可を得る必要があります。公式サイトに撮影についての記載がある場合もありますが、詳細がわからない時にはその施設の管理者へ直接問い合わせをすると確実です。寺社や公園などでは利用料が0円~数千円程度、私有地では数万円の場合もあります。予算や条件をよく確認しましょう。「三脚やストロボの使用はNG」「神社の本殿の正面からの撮影NG」などの注意事項がある場合もあります。
カメラマンの予約
そしていよいよ、カメラマンに依頼をします。「成人記念の出張撮影に対応していること」「撮影場所まで出張可能なこと」「衣装のレンタル日に予約が可能なこと」の他に、自分の中での条件を決めて探しましょう。好みの写真の雰囲気や、撮影を体験した人の口コミなども参考にします。 また逆にカメラマンを決めてから着物や美容院を手配するという方法もあります。成人式を請け負っている出張撮影サービスやカメラマンであれば、着物のレンタルや着付けまで手掛けている企業や、信頼できるレンタル衣装屋と美容師さんや着付師さんを紹介してもらえる場合もあります。どこから手配したらいいかわからないという場合は、撮影を依頼したい出張撮影カメラマンに紹介先がないかを問い合わせてみることもおすすめです。紹介特典でお得に衣装がレンタルできる場合もあります。
成人式の出張撮影カメラマンの探し方は?
出張撮影カメラマンには、大きく分けて3つの種類があります。
まず、運営企業の社員や契約をしているカメラマンが撮影をする「企業運営型の出張撮影」サービス。これはフォトスタジオや写真関連の企業が運営している出張撮影サービスで、写真や接客クオリティーの安定性、受付などの部門が独立していることによるレスポンスの速さが強みです。対応エリア内であれば出張料などもかからないことがほとんどです。地域のフォトスタジオなどでそのようなサービスを行なっているかどうかを探してみましょう。
スタジオポストロケーションフォトでは、東京、神奈川(横浜市・川崎市・鎌倉市)での成人式やご家族写真の出張撮影を承っています。
次に、「フリーランスの出張撮影カメラマン」です。フリーランスは実力勝負の世界なので、写真の質やテイストも様々です。自分好みの写真を撮るカメラマンに出会えたら、ぜひ依頼してみましょう。問い合わせ対応などもひとりで行なっていることが多いため、少し時間がかかる場合があります。料金形態は、撮影料+規定の場所からの出張料となっていることが多いようです。最も手軽にフリーランスのカメラマンを探す手段は、InstagramなどのSNSで「出張カメラマン+地域名」「成人式撮影」などのワードで検索をすると見つけることができます。企業のように規約や免責事項が明記されていない場合もあるため、キャンセルや雨天時などの取り決めもよく確認をしてから依頼をしましょう。
最後に、「出張撮影のマッチングサイト」です。個人で活動しているカメラマンと顧客を繋ぐサービスで、旅行の予約サイトのように希望日や条件を絞り込んでカメラマンを探すことができます。カメラマンのランクによって撮影料も異なりますが、最低価格が低めに設定されていることもあり、お手軽にカメラマン探しができることが特徴です。物販サイトと同じように利用者が口コミを書き込めるようになっているので、作例だけでなく実際の撮影経験者の声もできるだけ多く確認できると安心ですね。
成人式の出張撮影の費用は?
衣装のレンタル、お仕度代、撮影する場所の利用料などを除き、カメラマンへ支払う撮影料のみで考えると、最もお手軽な内容で1万円程度、およその相場で3~4万円程度です。サービスによってはこれに交通費などの出張料や指名料が加算される場合もあります。 その他に考えられる費用は台紙などの制作費用です。昨今では写真はデータで保管をしている方がほとんどのようですが、こういった記念写真だけでも形あるものに残すことで、その価値が各段に上がります。実家を出るときに持って行ったり、結婚時に親御様からお子様へ手渡したり、将来次の世代のお子様が生まれたときに一緒に開いたりなど、様々なタイミングで「誰かと一緒に見る時間」が持てるのは、台紙やアルバムなどの素敵なところです。こうした印刷物は町の写真屋さんやネットプリントなどでも安価に制作ができますが、撮影データをそのままプリントした場合、肌の色味が不自然になってしまうことがよくあります。撮影をしたカメラマンであれば印刷時に最適な状態になるよう調整をしてから入稿をしてくれるので、専門家にお任せをするのがよいでしょう。
成人式の出張撮影に最適なカメラマンは?
カメラマンも撮るものによって専門分野が分かれています。人物を撮る出張撮影カメラマンでも、小さな赤ちゃんを専門に撮るカメラマンや、こどもや家族写真のスペシャリスト、結婚写真のスペシャリスト、スポーツ選手に特化したカメラマンなどです。成人の記念撮影だけを専門にやってるカメラマンはいませんが、カメラマン選びの際に注意したいポイントをいくつかご紹介します。
着物の知識がある
振袖や袴など着物を着て撮影する場合には、とても重要な要素です。カメラマンはただ写真を撮るだけでなく、被写体本人では気付くことが難しい袖や裾を美しく整えたり、着物が最も美しく見える角度で撮影をしたり、着物に相応しいポーズを指示しなければなりません。撮影現場に着付け師さんやアテンドする人が同行することはほぼないため、カメラマンが気付けないと、せっかくの晴れ姿の写真がどこか残念なことになってしまいます。このようなことを見抜くために、過去の作例を「着物の細部が美しく整っているかどうか」という視点で見てみましょう。小さなお子様の七五三撮影とは異なり、成人式の撮影では被写体が自由に大きく動き回ることは基本的にはありません。ちょっとおふざけで撮ったカットでなければ、着物やヘアスタイルや髪飾りがすべて整っていることが大前提です。
適度に会話をしながら撮影できる
よっぽど撮影されることに慣れている人でなければ、いざカメラを向けられると緊張するのが普通です。カチカチに固まった表情やひきつった笑顔の写真を見て「こんなはずじゃなかった…」となってしまうのは絶対に避けたいですよね。逆にすべての写真で大笑いしてしまうのも、成人式の記念撮影としては相応しくありません。相手に合わせた会話をしながら撮影を進められるコミュニケーション力も、カメラマンにとって重要なスキルです。自分にとって相性のよいカメラマンに出会うためには、写真のテイストだけでなくカメラマンのパーソナリティもある程度知った上で選べると安心です。インターネットでカメラマンを探すのであれば、自己紹介やひとことメッセージなどが添えられていることが多くあります。カメラマンがInstagramなどのSNSをしているのであれば、その投稿内容やコメントへの返信もチェックしてみましょう。人柄に惹かれたり共感できるようなカメラマンに出会えるといいですね。
成人式の出張撮影で雨が降ったら?
屋外での撮影で最も心配される声が多いのが、天候です。こればっかりは不可抗力なのでどうしようもありません。ただ、雨や雪であっても必ずしも撮影ができないわけではありません。例えば神社やお寺であれば軒先や木陰など雨を凌げる場所で撮影をしたり、番傘を用いたり、庭園や公園であれば東屋など屋根のある場所を利用することもできます。雨の日の撮影はしっとりとした光が美しく、草木や葉の色が浮き立つ魅力的な写真に仕上がります。それでも心配という場合は、カメラマンに相談をしてみましょう。過去の経験から、できることや対策を教えてもらえるはずです。 また、台風などの荒天では撮影ができないケースも考えられます。そのような場合に備えて、衣装、美容院、カメラマンの日程変更ができるのかどうかは予め確認が必要です。
成人式の出張撮影のサービス内容は?
成人式の出張撮影では、多くの場合で1時間~1.5時間程度の撮影で、データ10~40枚程度が後日クラウドで納品されます。プランによってはプリントされた台紙やフォトフレームなどが付属する場合もあります。せっかく出張撮影で撮るのであれば、複数の背景である程度のバリエーションで撮影できると全体で見応えのある写真になり、満足度も大きく上がります。撮影の内容にもよりますが、30枚程度のプランで依頼をするのがおすすめです。かっちりとした美しい決めカットだけでなく、自分らしい自然な笑顔のものやちょっとおどけた雰囲気のカットもよい記念になりますよ。 撮影後はカメラマンがデータを一旦持ち帰り、写真のセレクトやレタッチをし美しい状態に仕上げてから納品されます。納品までの期間はカメラマンにより大きく異なりますが、1週間から1ヶ月程度が目安です。
成人式の出張撮影の流れは?
出張撮影では、予約後にカメラマンとメールなどで打ち合わせをします。撮ってもらいたいカットや好みのイメージ、逆にあまり好きではないものなどがあれば、予め伝えておきましょう。自分以外に写真に入るご家族などがいる場合は、カメラマンの準備する機材が変わる場合もあるため、その人数も伝えます。質問も遠慮せず聞いておくと、安心して当日を迎えられますよ。特に具体的にイメージが沸かないという場合は、無理をせずお任せでももちろん大丈夫です。もしそのカメラマンを選んだ理由や惹かれた作例などがあれば、それを伝えてもいいですね。 着付けとヘアメイクを済ませて、待ち合わせ場所でカメラマンと集合をします。挨拶と軽い打ち合わせをして、いよいよ撮影開始です。どの場所でどんな順番で撮影するかは基本的にカメラマンが誘導してくれるので、お任せをしておいて大丈夫です。光の状態や周りの人の混雑具合などを見ながら最適な状況になるように組み立てをしてもらえます。もし事前に伝え忘れてしまった要望や途中で思いついたことがあれば、その都度早めに相談しておくとうまく取り入れてくれるはずです。 撮影中はポーズや表情も指示してもらえるので、モデルさんのように自分で動けなくても心配はいりません。最初は少し照れてしまうかもしれませんが、出張撮影カメラマンはお客様との楽しい会話にも慣れているので、緊張しやすい人でもきっとすぐにほぐれてきますよ。あまり気負わず、お友達のお姉さんや気さくな親戚のおじさんとお話をするような感覚でいましょう。 時折カメラのモニターで撮影内容を確認させてくれる場合もあります。全カットは難しくても、序盤のカットや特に撮ってもらいたかったカットでは見せてもらうようにすると、安心して次の撮影に進めますね。 ひと通りの撮影が完了したら、清算をして解散です。精算方法はカメラマンや出張撮影サービスによって様々ですが、ほとんどの場合で現金ではなくキャッシュレス決済や銀行振込が一般的です。当日慌てることのないよう、キャッシュレスの種類やチャージ残高もよく確認をしましょう。
成人式の出張撮影まとめ
成人記念の出張撮影についてご紹介しました。プロカメラマンに撮影をしてもらうのは七五三以来、という方も多いかもしれませんね。準備をするものが多く大変だと感じるかもしれませんが、何を着て、誰と、どこで、どんな雰囲気で撮りたいかをひとつひとつ考えるのは、きっとわくわくしますよ。 スタジオポストロケーションフォトでは、成人式の出張撮影も承っています。東京、神奈川(横浜市・川崎市・鎌倉市)での撮影をお考えの方は、それぞれのご要望に合わせてご提案をさせていただきますので、お気軽にお問い合わせくださいね。成人式のお写真が一生の宝物になりますように!
出張撮影(ロケーションフォト)とは
写真館やスタジオ内ではなく、お客様がご希望する場所まで専任カメラマンが伺い、写真撮影をするサービスです。
よくある出張撮影のテーマは
七五三の御祈祷やお宮参りでの神社への参拝。入学式や卒業式などの記念日。また、公園などでのご家族写真も人気です。
スタジオポストの出張撮影は
ロケーションフォト専任のカメラマンがまごころこめてご対応いたします。
場所や時間・撮影内容など、事前にメールで相談できます。当日の天気が心配でも前日17時までは無料で日程変更も可能。
お参り用の和装着物・当日のお支度も承れます。アルバムや台紙もお作りできるのでプレゼントにも◎
スタジオでの屋内撮影も別途お受けしております。
(※上記には有料オプションも含みます)
Basic Plan基本料金
平日29,000(税込 ¥31,900)
休日31,500(税込 ¥34,650)
Locationおもな撮影テーマ
お宮参り
七五三
家族写真
入園入学